ベネデッティ・ミケランジェリ 初心者でも分かる評価
2017/03/05
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みなさんピアノの練習はされていますか!
こちらの記事では私が独学で練習する際
参考にしているピアニストを紹介しています
今回はイタリアが生んだ天才
ベネデッティ・ミケランジェリ
~Benedetti Michelangeli~
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多彩な経歴をもつ異色のピアニスト
ミケランジェリは
北イタリアのブレシア出身で
3歳の頃から音楽教育を受けて育ちました
父親の勧めで医学の道に進んだこともあり
また第二次世界大戦時には
空軍パイロットとして参戦したことがあったりと
その時の経験がピアノに活きているかどうか定かではありませんが
経験豊富なピアニストとなっています
アルフレッド・コルトーお墨付きの才能
1939年にジュネーヴ国際音楽コンクールで優勝した際には
審査員だったアルフレッド・コルトーに「新しいリストの誕生だ」と
褒め讃えられたほどでした
手も12度を軽く押さえられるほど大きく
指も柔軟に曲がりしなやかであったといいます
ただレパートリーがとても狭く
同じプログラムで演奏することが多かったようです
徹底した完璧主義
ミケランジェリは
とことんピアノや演奏環境にこだわったピアニストの一人です
少しでも自分の思ったのとは違うと
コンサートをキャンセルしたり
途中で切り上げたりと
自分の信念を貫きました
完璧伝説①
レコード販売直前まで仕上げていたものを
気に入らないからとプロジェクトをボツにしたり
市販はされたのだけれども
市場に出回ったものを
個人てすべて買い取り廃棄したりと
まさに徹底したものでした
完璧伝説②
音に納得がいかないと
イベントを全てキャンセルするほどの徹底ぶりで
あまりにキャンセルが続いたため
生演奏を聞いた人は非常にラッキーな人だという
いわばよつ葉のクローバー的な噂がたつほどでした
そうなるとみんなどうしても生で聞きたくなるので
伝説にまでなってしまいました
ここまで貫かれると清々しいものですね
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完璧伝説③
音源もあまり残したがらない性格で
レコードを出すとなったら一大事件が起こったような
様相に包まれました
残したくない理由は本人にしかわかりませんが
レコードは何回も同じ録音を聞かれるため
そこに少しでもミスがあると
完璧主義のミケランジェリは耐えられなかったのかもしれません
ミスというのも一般の人が思っているミスではなく
一瞬雑音が入ったとか
服のすれる音が入ったなど
本当に些細なところで気になったのかもしれません
現在もし生きていたら
今の録音技術の向上はミケランジェリの目にはどのように
映ったのでしょうか
耳の良さが高じた結果・・・
ピアノの調律がちょっとでもおかしいと
すぐに分かるほどの
敏感な耳の持ち主でした
そういうのもあってか
鍵盤に指の当たる音を極端に嫌い
鍵盤からほとんど指先が離れない技法を使用して
独特の音色を奏でました
まとめ
ベネデッティ・ミケランジェリ
~Benedetti Michelangeli~
・経験豊富な異色のピアニスト
・コルトーからリストの再来だと言われる
・徹底した完璧主義で時には批判も受けた
・鍵盤から指が離れないよう特殊な技法を使い演奏していた
いかがだったでしょうか
録音した演奏がもう少し多く残っていたら!
と今から知った人は嘆いてしまうかもしれません
では
みなさん楽しいピアノライフを!
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