中村紘子 初心者でも分かる評価とおすすめYouTube動画の紹介

      2017/03/05


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みなさんピアノの練習はされていますか!

私が独学で勉強するに当たり

参考にしているピアニストを紹介しています

今回は

 

中村紘子
~hiroko nakamura~

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日本のピアノ界を世界レベルにまでけん引した人物

 

山梨県に生まれ。3歳からピアノを始め

1965年には第7回ショパン国際ピアノコンクールで、第4位入賞を果たします

 

可憐なピアニスト

 

その整った顔に小さな体躯の女性が

グランドピアノに向かい

美しい音を紡ぎだす姿が

とても可憐で

まるでお姫様のようだったため

 

「私も中村さんのようになりたい!」

 

と爆発的にピアノを習う女性が増えたと言います

 

若い頃の写真

 

時代もピアノ普及を後押し

 

高度成長期で生活に余裕のある家庭が増え始め

みんな何か買うものはないかと求めている時代。

ピアノを買う余裕もあり爆発的普及の追い風となりました。

 

 

中村さんはクラシック音楽というものを親しみやすくし

一般家庭にピアノを浸透させた先駆者なのです

 

 

体格の短所を・・・

 

小柄で手も小さかったため本来ピアニスト向きの体格ではありませんでした

音量も思うように出ません

 

しかし紘子さんはそのハンディキャップを

イスを高くして

鍵盤を上から体重を掛けて弾くことにより乗り越えます

 

 

何を表現したいのかどういう風に弾きたいのか

それが明確にされた彼女のこだわりが感じられる弾き方です

 

ショパンコンクール日本人初入賞??

 

第7回ショパン国際ピアノコンクールで、第4位入賞を果たし

それをキャッチコピーに大々的に売り込まれます

その時日本人初入賞という触れ込みも同時にされますが

第5回ショパン国際ピアノコンクールで

田中 希代子(たなか きよこ)さんが10位入賞をしており

どの視点で初入賞と定義されているかは不明です

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文筆家として

 

1988年に執筆し発売された「チャイコフスキー・コンクール ピアニストが聴く時代」

ピアニストならではの洞察力と才能のある文章力で読者を魅了し

1989年度大宅壮一ノンフィクション賞を受賞しました

 

ゴーストライター疑惑

 

旦那さんが芥川賞作家庄司薫さんなので

 

もしかして

 

旦那さんがゴーストライターで書いてるんじゃない!?

 

と噂が経つほどの文才でした。

 

ピアニストとしてより

こちらの方がもしかしたら有名かもしれませんね

 

 

教育者、審査員として

 

海外では審査員やピアノ講師としての方が有名かもしれません

 

国内では

浜松国際ピアノコンクールで審査委員長を務め

短期間で国際ピアノコンクール連盟に加盟させ

トップレベルのコンクールにまでにするなど

若いピアニスト育成の受け皿を作り出しました。

(この浜松国際ピアノコンクールの有名出身者で
第7回優勝者にチョ・ソンジンがいます)

 

中村さんは数多くのピアニストを育成し日本国内だけで終わらせずに

世界に羽ばたかせるグローバルな人材育成に努めました

 

晩年

 

後年になると人間として避けては通れない衰えもあり

ミスタッチが増えてきます

 

そして2014年には大腸がんが見つかり、

体の衰えに加え病気に罹患するという最悪のゴンディションに陥り

ピアニストを「やるか」「辞めるか」の究極の二択を迫られます

 

彼女の答えは

生涯ピアニストを貫くことでした

 

そして 2016年7月26日大腸がんのためこの世を去ります

 

名盤

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

ご購入はこちらから
中村紘子が華麗に表現するロシアの大作協奏曲。1990年に日本の東西2大音楽ホール(サントリーホール、シンフォニーホール)で行ったセッション録音。

 

まとめ

中村紘子
~hiroko nakamura~
・若い頃の姿はまるでお姫様がピアノを弾いているようであった
・可憐な姿に私もああなりたいとピアノを習う人が急増
・教育者や審査員、文筆家の顔を持つ
・晩年はミスタッチも増え批判も目立った
・日本のピアノ界を世界レベルへと昇華させた

 

いかがだったでしょうか

 

見る角度によって評価に差がある

とても個性的なピアニストさんです

 

どうしてもアイドル的な評価が最初に出てきてしまい

純粋な評価がされづらい人だったように思います

 

他人の評価に惑わされず公平な目線で見たいものですね

 

楽しいピアノライフを!

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