ダン・タイ・ソン 初心者でも分かる評価とYouTube動画の紹介
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みなさんピアノの練習はされていますか!
私が独学で勉強するに当たり
参考にしているピアニストを紹介しています
今回は
ダン・タイ・ソン
~dang thai son~
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アジアの英雄
1958年7月2日ヴェトナムのハノイ生まれ。
ピアニストである母親に教えられて4歳からピアノを始めます。
同じ共産圏の縁なのかもしれませんが、
ロシアのピアニスト イサク・カッツ(Isaac Katz)がベトナムに訪れた時に才能を見出され
19歳にはソ連に留学、モスクワ音楽院で、ヴラディミール・ナタンソンに師事
在学中に1980年第10回ショパン国際コンクールをアジア人で初めて優勝をします
自分の境遇を言い訳しない
時代的にもベトナム戦争真っ最中で満足にピアノを弾くことが出来ず
ベッドの上に木片を並べて練習したことや
紙に鍵盤を描いてイメージトレーニングするなど
彼はピアノがなくても練習できるのだということを私達に教えてくれます
時には防空壕の中であったり
疎開地先であったりと
ひたむきにピアノの練習を続けました
そこからのショパン国際コンクール優勝ですから、
彼がいかにピアノと真摯に向き合ってきたら分かるエピソードですね
年齢による音色の変化
若いころは
鬼気迫る演奏に聞こえ、
他のピアニストとは一線を画すピアノに対する執着心で、
ピアノを渇望をしているのをひしひしと感じ、
彼の生い立ちがそのまま音に現れている気がしました。
晩年の音色は
心も落ち着いてきたのか
本人の性格が出ているのかもしれませんが
思慮深く
着色されていない本来のショパンの音色が体全体を包み込むようです。
派手さはないものの、ピアノの音色とはこんなにも美しく心を澄み渡らせてくれるものだと
改めて感じさせてくれる貴重なピアニストの一人です
不思議なことに彼の演奏するショパンを聞いていると
ポーランドの景色よりもベトナムの田園景色を思い出し
田舎の故郷が懐かしくなりました
若いころからずっと一線で活躍されているピアニストは音源が残っているため
そういう時代時代で考えていることや境遇が違いを
音色で感じることができるのでおもしろいですね
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近況
とりわけショパンを弾くことが多かった彼ですが
近年のレパートリーはショパンだけにとどまらず
チャイコフスキーやメンデルスゾーン、そして最近ではシューベルトと
レパートリーの幅を広げています
コンサート情報2017
そして、今回の来日コンサートでもショパン以外の曲目が予定されており
新たなダン・タイ・ソンを垣間見ることができそうです。
2017年6月22日(木)19時 紀尾井ホール
(曲目)
ショパン: 前奏曲 嬰ハ短調 op.45
マズルカ 変ロ長調 op.17-1/ヘ短調 op.7-3/嬰ハ短調 op.50-3
スケルツォ第3番 嬰ハ短調 op.39
リスト: 巡礼の年第1年「スイス」から ジュネーヴの鐘
シューベルト: ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960(遺作)
ニューアルバム
2017年には2枚のアルバムをリリース予定だそうで
1つは、シューベルト作品
もう1つは、2015年8月29日にワルシャワで開催されたフェスティバルで、
ウラジミール・アシュケナージの指揮の下、管弦楽団とライブ音源だそうです
今から楽しみですね
名盤のご紹介
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まとめ
ダン・タイ・ソン
~dang thai son~
・ヴェトナム戦争により満足にピアノを弾けない日が続く
・ピアノに触れない時はイメージトレーニングで鍛えていた
・逆境にも挫けず東洋人初のショパン国際コンクール優勝
・近年はショパンだけに留まらずレパートリーを増やしている
いかがだったでしょうか
2017年彼の活躍に目が離せません。新しいアルバムもたのしみですね
楽しいピアノライフを!
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