エレーヌ・グリモーって?どんなピアニスト?おすすめYouTube動画の紹介も
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みなさんピアノの練習はされていますか!
私が独学で勉強するに当たり
参考にしているピアニストを紹介しています
今回は
エレーヌ・グリモー
helene grimaud
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目次 好きな場所へ移動する
内なる自分との戦い
1969年11月7日南フランスのエクサン・プロヴァンスに生まれる
子供の頃は問題児で学校では友達を一切つくらず、
集団行動が苦手で学校の授業も思うように習うことができませんでした
見かねた家族が7歳の時にピアノを習わせます
そこで彼女の運命が決まりました。
見事にピアノにのめり込み、
13歳でパリ音楽院に進みます。
15歳でラフマニノフの作品集をレコーディングし、ディスク大賞まで得ました
そこから本格的なピアニストとしてのキャリアが始まったのです
強迫性障害による弊害
彼女を語る上で外せないのが強烈な強迫性障害です
特に左右対象になっていないと気になって仕方がないようで
目に見えているものすべてを左右対称に並べ替えないと気が済まないほどでした。
苦悩のはけ口として自傷行為を行うこともあり、
その時も左右対称に傷をつける徹底さ。
逆にその強迫性の症状が
ピアノの練習においてはいかんなく「プラスの面」として作用し
徹底した練習と反復により高度なピアノテクニックを身に付けました。
もし彼女がピアノ習っていなかったらどうなっていたのでしょうか。
狼との出会い
20歳の時に全米デビュー
翌年にはアメリカに移住します。
その移住先で彼女の人生が変わる大きな出来事が起こります
たまたま人に飼われていた狼と出会ったのです。
初めての出会いに強い衝撃を受け
気が付くと
ピアノで稼いだお金のほとんどを狼の研究につぎこむほど
狼にのめり込みます
ついには狼を研究する施設
ニューヨークウルフセンターを設立するまでに至ったのです
全力で生きてきたが故に
10代の頃から全速力で駆け抜けて体を酷使した結果、
様々な体の不調に見舞われ休息を余儀なくされます
肺炎や慢性疲労症候群、さらには胃癌と次々と彼女に襲い掛かってきました
静養もかねて一時期はスイスにいましたが
2014年には再びアメリカへ。
近年は体調も回復しコンサートや音源録音を行っています
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深淵の奥に広がる夜空の音色
天使のような顔をしていますが、
深淵の奥にある星が出ていない夜空をのぞき込んでいるような
限りない暗い闇を見ながらピアノを弾いているかのような音色で
どんな明るい曲調を弾いていても、私にはなにか、もの悲しさを覚え
何をそんなに深く考えているのか
彼女には何が見えているのか
どこの深淵をのぞき込んでいるのか
他人を寄せ付けないさまが
さらに悲しみを増長させ
聞いていると心を締め付けられるようです
名盤
書籍
彼女をさらに深く知りたい方へ。自伝的エッセイ
最高のモーツァルトをあなたに(MP3デジタルミュージック版)
まとめ
エレーヌ・グリモー
helene grimau
・1969年11月7日南フランスのエクサン・プロヴァンスに生まれ
・学校に馴染めず、両親が見かねてピアノを習わした
・めきめきと頭角を現し、15歳でラフマニノフの作品集をレコーディングし、
ディスク大賞を受賞
・アメリカで偶然狼と出会い、虜になる
・近年はとことんやりたいことを追求した結果、体に限界がきて療養を余儀なくされた
いかがだったでしょうか
彼女の音はまさに
彼女でないとこの音はだせないという状態まで昇りつめている
一流のピアニストです
楽しいピアノライフを!
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