マルタ・アルゲリッチ 初心者でも分かる評価とYouTube動画の紹介

      2017/03/18


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みなさんピアノの練習はされていますか!

私が独学で勉強するに当たり

参考にしているピアニストを紹介しています

今回は

 

マルタ・アルゲリッチ

~Martha Argerich~

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 ピアノの女王

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出典:www.flickr.com

1941年6月5日、アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。

2歳8か月からピアノを弾き始め、周囲を驚かせます。

8歳の頃には公開演奏会を開くまでに成長。

 

天才肌

 

彼女は猛練習し、作曲者を研究し尽くした上で弾いている研究者や職人タイプではなく

感覚である程度弾いていてその瞬発力を武器に

リアルタイムで音を感じながら修正し感情を載せている

ある意味現場主義のような印象があります

 

それを言葉を変えれば自由奔放になり天才肌になりますが

悪く言えば(特に何も考えず)赴くままに弾いているともとれます

 

それが彼女の人生にも表れているのか、私生活も波瀾万丈で

彼女が弾く1曲のピアノ曲の流れと同じように

非常に早く、俊敏に、情熱的に切り替わりながら

歩んできました

 

ショパンの曲のように優雅にとはいかなかったようです

 

技術的なことに関しては

マドレーヌ・リパッティ(⇒ディヌ・リパッティの未亡人)や

⇒ミケランジェリも首を横に振り教えることは何もないと言われる程です

デビュー盤は「⇒ホロヴィッツの再来」かと言われるほどの名演で世界中が彼女に注目しました

 

出産を期に引退

 

天才の名を欲しいままにし、これからというときに

作曲家で中国人指揮者のロバート・チェンと最初の結婚をし出産(のちに離婚)

 

この時彼女はピアニストいう職業を辞め、秘書の仕事に就くことさえ考えていたそうです

 

世界のピアノ史に残る名ピアニストでもピアノを辞めざる負えなくなる

人間とはなんて儚いのでしょうか

 

舞い戻った天才

 

そんな中

名ピアニスト、ステファン・アスケナージの奥さんアニーに助けられて

もう一度ピアノの前に座ることができました。

戻ってきたアルゲリッチは

1965年第7回ショパンコンクールに出場し他者に大きな差をつけて優勝

再びピアニストの道を歩み始めました

 

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後年のアルゲリッチ

 

晩年は経験が積み重なり

持ち前の天性の技術に加えさらに歳を重ねる事で

会得した情の深さまでプラスされて

現役のピアニストでこのレベルの人はいないのではと思うほど素晴らしい音色をしています

 

しかし

いくら天才とはいえ体の衰えには勝てず

皮膚癌を患ってしまいます。

 

リンパ節と肺にも転移し

1997年には手術が行われました

 

現在は様態も安定し、精力的にピアノ活動を行っています

 

別府アルゲリッチ音楽祭

 

アルゲリッチハウス

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出典:msp.c.yimg.jp

 

日本とは深いかかわりがあり、

1998年から大分県別府市にてアルゲリッチ総監督の元、企画・指揮をする音楽祭を開催しています。

今年2017年も5月6日~26日に渡って開催され、

もちろんアルゲリッチ本人も演奏されます。

 

おすすめリサイタル

別府アルゲリッチ音楽祭・水戸室内管弦楽団共同制作
ベスト・オブ・ベストシリーズVol.5 室内オーケストラ・コンサート

【日時】2017年5月17日

【場所】大分 / iichiko 総合文化センター・iichikoグランシアタ
【全席指定】 GS:25,000円 , S:18,000 円 , A:12,000 円 , B:8,000 円 , C:6,000 円 , ユース:3,000 円( 小学1 年生〜22 才)
※会場内に親子室・託児室の設定はございません。託児をご希望の方は下記を必ずご覧ください。
【出演】マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、小澤征爾(指揮)、水戸室内管弦楽団(室内オーケストラ)
【曲目(予定)】 <第1部> 指揮者無し
E.H.グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」 op.40
C.F.グノー:小交響曲 変ロ長調
水戸室内管弦楽団
<第2部>
L.v. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1 番 ハ長調 op.15
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
小澤征爾(指揮)
水戸室内管弦楽団(室内オーケストラ)

チケットの情報・お申込みは → こちら

出典:www.argerich-mf.jp

名盤のご紹介

 

若々しくも力強い20代の頃に録音されたデビューアルバム

 

年齢を重ね成熟した演奏を録音した名盤。第7回CDショップ大賞クラシック賞受賞作品

まとめ

 

マルタ・アルゲリッチ

~Martha Argerich~

・アルゼンチンのブエノスアイレス出身
・幼少から神童と謳われ、初対面の大人達を驚かせた
・波瀾万丈の人生で結婚を三度経験
・一度ピアニストを引退するが見事復活
・晩年は癌に罹りながらもピアノ演奏を精力的に行っている

 

いかがだったでしょうか

ピアノの音色には演者の生き様がそのまま乗るといいますが

ここまで如実に表れているピアニストも珍しいのではないでしょうか

素晴らしい現役ピアニストの一人です!

 

楽しいピアノライフを!

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